俺達の音の作り方

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2026/05/01 15:02

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バンドの音作りに、正解はないと思っている。

 

ジャンルに合わせるのが正しいとも限らないし、機材を揃えればそれっぽくなるわけでもない。

 

むしろ、自分たちの “どうしようもない部分”をどう扱うかで、音は決まる。

 

 

 

まず、自分の声。

 

僕はかなりハイが出るタイプのボーカルで、

正直、やっているジャンルに対して適しているとは思っていない。

 

もっと低くて太い声の方がハマる場面も多いし、無骨でカッコいい声にも憧れがある。

 

でも、この声は変えられない。

 

だから無理に寄せるんじゃなくて、

この声が前に出るバランスを探すようになった。

 

今は、それを弱点じゃなくて強みだと思っている。

 

 

 

その上で、バンド全体の音をどうするか。

 

結論としては、できるだけシンプルにすることだった。

 

足元で音を作り込むんじゃなくて、

アンプからそのまま鳴る音をベースにする。

 

 

 

俺の相棒はこいつ、Orange AD200B MK3。

 

こいつは、とにかく正直だ。

弾き方も、タッチも、その日のコンディションも全部出る。

 

うまく弾けたときはちゃんと鳴るし、

雑に弾けば、そのまま雑な音になる。

 

ごまかしが効かない。

 

でも、それがいい。

 

音を作るというより、預けている感覚に近い。

自分の音を、そのまま受け止めて後ろから鳴らしてくれる。

 

自分の音を最後に鳴らしてくれるのは、後ろにいるこいつだ。

 

 

 

ちなみに、これは俺だけじゃない。

 

ギターのMr. UMAも、ライブハウスには大抵置いてあるMarshall JCM2000にそのまま突っ込んで鳴らしている。(これはDSLだけど)

 

気づけばバンド全体が、

“アンプに預ける”音の出し方になっていた。

 

 

ドラムのMr.U★も同じで、特徴的なのはスネア。

 

 

ピッコロスネアを使っていて、

これがかなりタイトで抜けがいい。

 

低く広がるというより、硬くて前に飛んでくる音。

一発で個性を放つサウンドと、芯のある堅実なビートにいつも身を委ねている。

 

俺はこいつのドラムが好きだ。

 

 

3人それぞれの音、一発一発がはっきりしていて、全体の輪郭を締める役割分担になっている。

 

それぞれが違う場所と帯域で輝いているから、光が重なりすぎず、耳も痛くない。

(というあくまでも理想)

 

 

それと、もうひとつこだわっているのがケーブル。

 

カールコードを使っている。

 

音がどうこうというより、見た目も含めての話だ。

 

そしてこれは、覚悟の表れでもある。

ピッキングのミスを補正するものも無ければ、飛び道具で個性を放つことも出来ない。

 

余計なものは一切挟まず、アンプの歪みと右手の微調整のみでサウンドを作る。

 

俺達は、己の内から湧き出るサウンドをただ純粋に鳴らすだけなのである。

 

 

無理にジャンルに合わせるより、それぞれの個性をそのまま出して、どう噛み合わせるか。

 

今は、そのやり方で音を作っている。

 

理想としているのは、シンプルなロックンロールの形。

 

余計なものを削って、そのまま鳴らして、

それでも成立する音。

 

派手さや便利さじゃなくて、

ちゃんと鳴っているかどうか。

 

 

これが、今の俺たちのサウンド。

 

もちろん、これで完成だとは思っていない。

 

まだ模索している途中だし、

会場が変われば鳴り方も全然違う。

 

同じセッティングでも、

その日の空気や箱の特性でバランスは簡単に崩れる。

 

それでも、その都度合わせながら、

「これだ」と思える瞬間を探している。

 

たぶんこの先も、ずっとその繰り返しなんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読んでくれた物好きなあなたにオマケの話。

 

元々僕もサウンドを作るのに、足元に拘るタイプの竿弾きでした。

 

以下参照

 

どんな機材を買えば、どうやったらもっと面白い音が出るかなと日々考えていました。

 

1人で音楽をやるなら個性を放つ事はとてもいい事だと思うのだけど、今は3人で1つのサウンドを作っているから、あくまでもその中の一員として、支える音を作りたい。

 

現状はそういう考え方になりました。

 

さらに余談なのだけど、ウィルコ・ジョンソンが日本に来た時、ギターだけを抱えてライブハウスに会場入りしてたらしい。

そんでもって会場に置いてあったYAMAHAのアンプにそのまま繋いで弾いたんだとか。

なのに彼のサウンドになるらしい。

不思議だなぁ。

 

大事なのは機材ではなく、弾き手の技量という事なのでしょう。

 

いつかそうなりたい。

 

 

おいらの暇つぶしと備忘録的な話に付き合ってくれてどうもありがとう。

多分バンドマンはそんな事ばっかり考えて生きてます。

 

ライブハウスでまた会いましょう

 

Mr.UFO

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